光の化石
Fossiles de lumière
2013 - 2014
プライヴェート・レコーディング、14 (Sat) Jun 2014 フランス公共ラジオ局本部
演奏 : ピエール・ロリエ (指揮)、アンサンブル2E2M
演奏 : ピエール・ロリエ (指揮)、アンサンブル2E2M
編成 | 8人のための |
楽器詳細 | 1 fl. 1 cl.(bscl.) 1 sax. 1 acc. 1 hp. 1 vn. 1 va. 1 vc. |
演奏時間 | 13’ |
初演情報 |
14 (Sat) Jun 2014 フランス公共ラジオ局本部 演奏 : ピエール・ロリエ (指揮)、アンサンブル2E2M |
委嘱者 | フランス・ミュジーク |
受賞など | 第36回入野賞 |
献呈 | フランス・ミュジーク、アンサンブル2E2M |
著作権 | SACEM管理楽曲, Code ISWC : T-703.281.287-8 |
曲目解説
«Fossiles de lumière» (光の化石) はラジオ・フランスからの委嘱で番組「Alla Breve」のために書かれ、アンサンブル・2E2Mにより初演された。番組の枠組みに従い作品は5つの小品集として作曲された。
とある鉱物博物館を見学していたとき、展示されていたマラカイトの天然石にとても惹かれた。繊細に光る結晶化した部分と、ざらついた荒々しい手触りの部分から成る非常に混成的な原石で、言うなれば「二つの違う世界の混在」といった趣を持っていた。この、対立する要素が葛藤を起こしながら溶け合った様相がとても興味深く、今回の作品の大きな着想になった。
原石から受けた触角的、視覚的な印象が、この曲の音程構造、インハーモニシティ、噪音性などの構造化をするうえでのヒントになった。光度やざらつき、純度、透明度などの尺度のイメージをもとに様々な奏法によるテクスチャーを作り、素材間のコントラスト、グラデーション、異種混合化などのプロセスを実現しようと試みた。それぞれの小品ごとにいくつかの特定の奏法にフォーカスし、共通点がありつつも組成の違う5つの鉱物のようなコレクションを並べてみた。
とある鉱物博物館を見学していたとき、展示されていたマラカイトの天然石にとても惹かれた。繊細に光る結晶化した部分と、ざらついた荒々しい手触りの部分から成る非常に混成的な原石で、言うなれば「二つの違う世界の混在」といった趣を持っていた。この、対立する要素が葛藤を起こしながら溶け合った様相がとても興味深く、今回の作品の大きな着想になった。
原石から受けた触角的、視覚的な印象が、この曲の音程構造、インハーモニシティ、噪音性などの構造化をするうえでのヒントになった。光度やざらつき、純度、透明度などの尺度のイメージをもとに様々な奏法によるテクスチャーを作り、素材間のコントラスト、グラデーション、異種混合化などのプロセスを実現しようと試みた。それぞれの小品ごとにいくつかの特定の奏法にフォーカスし、共通点がありつつも組成の違う5つの鉱物のようなコレクションを並べてみた。
再演情報
• 23 (Fri) Jun 2017 | 東京オペラシティリサイタルホール(東京)
公演 : 第2回入野賞室内楽受賞作品コンサート
演奏 : 佐藤紀雄(指揮)、アンサンブル・ノマド
• 9 (Wed) Dec 2015 | パリ国立高等音楽・舞踊学校(パリ、フランス)
公演 : Concert DAI
演奏 : Simon Proust(指揮)、DAI、Ensemble 2E2M
• 26 (Sun) Aug 2018 | Maison de la Radio France(パリ、フランス)
公演 : 番組”Allla Breve”のための無観客収録
演奏 : Pierre Roullier(指揮)、Ensemble 2E2M
公演 : 第2回入野賞室内楽受賞作品コンサート
演奏 : 佐藤紀雄(指揮)、アンサンブル・ノマド
• 9 (Wed) Dec 2015 | パリ国立高等音楽・舞踊学校(パリ、フランス)
公演 : Concert DAI
演奏 : Simon Proust(指揮)、DAI、Ensemble 2E2M
• 26 (Sun) Aug 2018 | Maison de la Radio France(パリ、フランス)
公演 : 番組”Allla Breve”のための無観客収録
演奏 : Pierre Roullier(指揮)、Ensemble 2E2M